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2.5mm 4極 バランスケーブルを自作してみた

更新日:

格安イヤホン KZ ZST のケーブルを、DP-X1でバランス接続できるように改造してみました。

アンバランス化することで、より音の輪郭がくっきりとして抜けの良い音楽を楽しむことができます。

 

バランス化すると

一般的なイヤホンは3.5mm 3極のアンバランスジャックを使用しています。

イヤホンの端子は左右のプラスとマイナスで合計4つの極を持っています。
(右プラス・右マイナス・左プラス・左マイナス)

一般的なイヤホンではこのうち左右のマイナス極を1つにまとめているため、
流れる電流が少しだけ逆流してしまい、左右の音が混じってしまいます。

そこで、左右のマイナス極を分離した2.5mm 4極プラグに改造することで電流の逆流を防ぎ、
左右の音がくっきり別々になり、音質が向上します。

 

使用するイヤホン・ケーブル・プラグ

今回使用するイヤホンはKZ社のZSTというイヤホン。Amazonで2100円、2ドライバ構成で、リケーブル可能と高コスパなイヤホンです。

高コスパ中華イヤフォン KZ ZST

 

使用するケーブルはKZ ZST用のアップグレードケーブル。
Amazonで1200円程で販売されています。私が購入した時は、タイムセールで820円でした。

 

2.5mm4極端子は秋葉原のオヤイデ電気で購入しました。320円。

 

イヤホン2100円+ケーブル1288円+プラグ320円=たったの3708円
で高音質バランス化イヤホンを手に入れることができます。

 

作業

端子の極性は以下の通り。

 

まず、ケーブルのプラグをぶった切る。

 

次に、ぶった切ったケーブルのどの線がどの極なのか、テスターでチェック。
なぜかケーブルの被覆を剥いでテスターを当てただけでは通電チェックができませんでした。
被覆を剥いだ後にハンダをのせると無事通電をチェックすることができました。

その後、各ケーブルを端子に半田付けします。
この作業はかなり精密な作業となり、一苦労しました。
この時、プラグのカバーと熱縮チューブをあらかじめ通しておくことを忘れずに。
私は忘れて一度パーになりました。

最後に熱縮チューブの処理を行えば完成です。

 

完成!

左右の音の分離が良くなり、とてもクリアな音となりました。

ハキハキと音を鳴らしてくれるZSTがより元気に、パワフルになりました。

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