私が持っているギターのネックが折れてしまったので、自分で修理してみました。
以前ギターのネックが折れてしまった際に、御茶ノ水の楽器屋さんに持ち込んで修理をお願いしたのですが、ただボンドでくっ付けるだけで3万円ぐらい取られてしまったので、流石にこれはもったいないと思い、自分での修理に踏み込みました。
意外と簡単に自分でも修理ができるのだなと感じ、皆さんにも共有できたらと思ったので、書き記していきます。
私はこの方法で修理できましたが、折れ方によってはもっとちゃんとした修理をする必要があったり、楽器屋さんに持ち込んだ方が確実な場合もあります。
この記事を読んで修理してみるという方は全て自己責任でお願いいたします。
壊れたギターの経歴
今回壊れたギター(Gibson Les Paul Special)は、以前ネックが折れた際に一度修理に出していたものです。
その修理した部分が弦のテンションにより再び開いてきてしまいました。
ギターを購入 → ネックを折る → 楽器屋で修理(約3万円かかる) → 問題なく引き続ける(4年間) → 修理した部分が開く
壊れたギターが辿ってきた経緯はこんな感じです。
破損した部位
突然開いてきて、焦っていたため写真を撮るのを忘れてしまいましたが、図で説明するとこんな感じです。
ギターの裏側の、本体側にヒビが入ってしまい、ネックが曲がってしまいました。
今回は折れて完全に分離したというわけではなく、ギターの指板側は繋がった状態となっています。
修理に必要なもの
この記事を書いていて修理というほどではない気がしてきました。
基本的にはヒビが入った部分に専用のボンドを塗りたくって、くっつけるだけです。(笑)
使用したボンドはこれ。ギターのネックをくっつける際によく用いられるものらしいです。
フランクリン タイトボンドというものです。
Amazonで送料込みで1000円ぐらいで買えます。想像していたよりもずっと安かったです。
このボンド、日曜大工やガーデニングなどにも用いられるらしく、特にギター用というわけではないみたいです。
ボンドに加え、俺た部分をしっかり押さえつけるために、クランプというものが必要となります。
こんな感じのもの。私は持っていたため購入はしていませんが、通販で1000円ぐらいで買えます。
いざ修理
ボンドを折れてしまった面に塗りたくります。
塗ってから5分以内に貼り合わせてくださいと記載されているので、作業は手早く行いましょう。
ボンドが結構サラサラしているので、沢山塗ると隙間からポタポタ垂れてくるので、下に新聞紙など汚れても良いものを敷いてから作業することをお勧めします。
塗れてない部分があるのが嫌だったため、結構ベタベタになるようにボンドを流し込みました。
実は、ここも焦っていたため、写真を撮り忘れてしまいました。
塗り終わったら、面を合わせ、クランプでズレないように固定します。
ボンドが横からはみ出てくるので、適宜拭き取りましょう。
乾くまで放置
他のサイトなどを調べてみると、24時間乾かせば良いという記事があったり、それ72時間乾かせば良いという記事があったり、まちまちでした。
とりあえず余裕を見ておけば良いかと思い、私が72時間放置してみました。
放置後の写真がこれ。
少し見にくい写真ですが、割とぴったり貼り合わさっているなという印象です。
この時点で周りにまだボンドのはみ出た跡が残っていたりして、きたない感じになっています。
やすりがけをして、塗装し直すと、かなり綺麗な仕上がりになるらしいです。
とりあえず私はプレイできたら良いので、やすりがけと塗装は行いませんでした。
見栄えがきになる方はやすりがけ、塗装を行ってみると良いかと思います。
弦を張ってみる
おそるおそる、弦を張っていきます。
とりあえず、全ての弦を通しました。
まだ、テンションはかけていません。ここからテンションをかけるのが怖い。
レギュラーチューニングで弦を張り終えました。
今の所、特に開いてきたりはしてません。
完成
弦を張ってから、1ヶ月が経過しましたが、今のところ特に不具合は生じていません。
ギターのネック修理って、意外と簡単にできるみたいですね。
皆さんも、ネックが折れてしまった際には参考にして見てください。
(皆さんがこの記事を見つけて修理するような事態にならないことを願っています。笑)